Python3 エンジニア認定基礎試験合格体験記

試験

2024年1月に「Python3 エンジニア認定基礎試験」に合格しましたので、その勉強方法などを共有したいと思います。

Python3 エンジニア認定基礎試験とは?

試験の概要

Python3 エンジニア認定基礎試験は、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会主催の試験です。主にPython3の文法や標準ライブラリに関する知識が問われます。

Python3 エンジニア認定試験という枠組みの中で、私が受験した基礎試験の他にも以下の試験があります。

  • Python3 エンジニア認定 基礎試験
  • Python3 エンジニア認定 実践試験
  • Python3 エンジニア認定 データ分析試験

どんな人におすすめ?

この試験を取得するメリットとしては、以下の2点があると思います。

  • Python3に関する能力の証明
  • Python3学習のモチベーション

一つ目の能力証明については、合格することでPython3の基礎知識を持っていることの証明になりますので、仕事などでアピールの材料になります。ただ、Python3に限らずプログラミング能力を示す際は開発経験も問われることが多いので、平行してスキルを身に着けていきたいですね。

二つ目の学習モチベーションについては、初学者にとっての具体的な目標にしやすいという点でよいと思っています。プログラミングの目標ってなかなか具体的なものを決めるのが難しいので、特に「これからPythonを勉強したい!」という人にとっては、資格系の目標の一つとして設定するのにちょうどいい試験だと思います。

ただ、では開発経験がある人は受ける価値がないかというと、そうでもないと思っています。基礎文法でも網羅的に勉強しないと知識に穴があったりする(私もあった)ので、開発経験者でも受験の価値はあると思います。

出題形式

具体的には「以下のコードを実行した結果として正しいものを選択してください。」のようにコードが示されて選択肢の中から選ぶ問題や、逆に複数のコードから特定の出力となるようなものを選ぶ問題が多い印象でした。

難易度

試験名の通り基礎的な内容が主ですので、Python初学者にとってはちょうどいい難易度に感じました。Python3での開発経験などがある方にとっては比較的簡単に感じるかもしれません。

どのように勉強したか

勉強時間

試験勉強にはあまり時間をかけていなかったような、、、

アプリで勉強時間を記録していたので恐る恐る確認したら、なんと1時間58分でした(!?)。

点数にも余裕をもって合格できていたので、Pythonでの開発経験があれば勉強時間はほぼいらなく、問題形式に慣れるために数時間だけ問題集に取り組めば良いと思います。

ちなみに私は以下の問題集を使いました。

www.amazon.co.jp/dp/4295016055

勉強方法

前述の通り、Pythonでの開発経験がある方は勉強方法については特に深く考えなくても良いと思います。私の場合は、体感7割程度は試験勉強なしでも理解していました。

ここではPython初学者が合格するまでの勉強方法について書いていきます。

まず、勉強目的がPythonのスキル向上の場合は、入門書を一通り終えたら試験問題に取り組むよりは自分で何かプログラムを書いてみることをお勧めします。やはり本で勉強するだけでなく実際に自分の手を動かして覚えたことは忘れにくく、この試験に関しては試験合格にも直結すると思っています。具体的にはToDoリストなどの簡単なアプリを作ってみたり、競技プログラミングの問題を解いてみるのがおすすめです。自分に合った方法で成長していきましょう。試験前になったら一通り問題練習をすれば十分だと思います。私の経験では、10時間もあれば問題集を一周できるかと思います。(ちなみに私の場合は問題集で苦手な部分のみ取り組んでいたため、あんな時間になっていました。)試験範囲以外のことも勉強することになり、トータルでは100時間近くかかるかもですが、能力を向上させるという意味ではこれが近道だというのが私の主張です。

そうではなく、勉強目的が「試験合格という称号が欲しい/必要」という場合は、「Pythonの入門書一周」→「問題集を2~3週」の流れになるかなと思います。開発経験がなくても解ける問題がほとんどのため、さっと入門書を読んで問題集中心の勉強にするのが良さそうです。

まとめ

Python3 エンジニア認定基礎試験についての概要や勉強経験について書きました。

これからPython3を勉強したいという人や、Python3の基礎的な能力を証明したいという人にとっては最適な試験だと思います。

ただし、試験合格だけを目標にするのではなく、他の実践的な目標にプラスする形で取り組むのがおすすめです。

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